モナトリエY

mon atelier Y - マダム陽子の妄想アートギャラリースペースです。

妄想インフォメーション14

 

わたくし


アトリエモナトリエY

マダム陽子です

 

 

みなさまはある時何もかもイヤになって誰にも会いたくない


仕事や買い物にも出たくない


パソコンやスマホなどの連絡形態を完全シャットダウンにして世間から自分を見えないようにして連絡も取れないように家に閉じこもる


問題なく物事は進んでいるのに突如自分を追い立てこれでもかと責め込み自分を追い込んでしまう


そんな氣持ちになったことはあるでしょうか


ですがそれは自分の恐れという名の妄想の中に浸っているだけであり実際は自分を見て!アピールなのでそれほど深刻でもありません


ただたまにはダダッ子のように暴れたいという自分が突如現れそれはもはや理性では制御不能となってしまうのです


わたくしは幾度となくそれを経験してきました


ですがそれは数日で治ります


最北端へきてからはその回数は減りアトリエへ来てからはとても満たされた思いで過ごし毎日が充実してしていたためそんな事はすっかり消えていました


ですがそれは突然やってきました


快晴だった空が突如モクモクと黒い雲が広がりあっという間に真っ暗となりいつストームが起こるか分からないかのように

 


その日わたくしは完全オフでしたので久しぶりにアトリエの大掃除をしておりました


普段は目に見えないところのホコリ取りや拭き掃除そして庭の整備などを丁寧に行う


そしてそれが終わると昼食に無添加インスタント麺を作りランチタイム


食べ終わり洗い物をしオーガニックハーブティーを居間ソファで飲んでいたその時ふと思いました

 


これはほんとにオーガニックなのか?


違うんじゃないか?


それとは別に取り寄せているものはオーガニックや無添加なのか?


嘘なんじゃないか?


こんなにこだわっていてあの人おかしいって思っているんじゃないか?


ラジオやエッセイや講和は別にわたしじゃなくて誰でも代わりはいるんじゃないか?


あの人公共施設で出入りしてでしゃばっているけどなにかウラでしてる?


わたくしは自分の表情がみるみる内に変わっていくのを感じそして疑えば疑うほどもう止まりませんでした


なんでわたしがやらないといけないの?


もうやめてよ!


わたしに頼らないで!

 


そう思った瞬間わたくしは玄関の鍵をかけデンワのコンセントを抜きパソコンやスマホの電氣もオフ


そしてそれを見えないように布で覆い被せ自室へと引きこもりベッドの中へもぐり込みました


それからはしばらくトイレやお風呂そして食事を取る以外は自室へこもるなどが続き連絡手段をシャットダウンしていることが氣になりながらもオンにする勇氣が出ませんでした


きっともうオファーを受けたものは他の人へ回っている


わたしがいなくても回る

 


そう言い聞かせながら


あれだけ大好きなピクチャーウインドウの景色も見ないようにしていました


何故こんな行動を取っているのか自分でもわかりませんでした


でもそれをしていないと氣がすまない


それだけでした


それから一週間が過ぎわたくしはトイレに行き用を済ませると突如ピンポーンと大きく軽やかな音が響き渡る


わたくしハッとしてあわてて自室へこもり布団に潜っていると今度はドンドンとドアを叩く音とともにマダム!と呼ぶ声に耳を塞ぎその音が止むまでそのままでいるとその音と声が止みました


わたくしほっとしながらも申し訳ないという思いと誰が出るか!という思いが混在し


自分がコントロール不能でもうどうしようもなかったのです


そんなことを考えながら布団のなかでうとうとし目が覚めると夕暮れの空が寝室窓から見え


夕食を食べようと対面キッチンへ行くと炊飯ジャーの時計は午後5時


因みにこのアトリエ兼住宅には電子機器以外の時計は一切ございません


取り寄せたパンを焼きそれを居間でゆっくり食べているとピクチャーウインドウにはダーリンがとても美しく映し出され


わたくし久しぶりにじっとそれを見つめていると突如ピクチャーウインドウから人影が見えハッとソファから立ち上がるとそこには


あの公共施設のパパ職員さまと女性秘書さまと秘書ドライバーさまに加え1日ショチョーで担当していただいた職員さま四人さまの姿が


わたくしそこからとっさに逃げようとしましたがマダム良かった!玄関開けてくれる?の女性秘書さまの声や


パパ職員さまやドライバーさまそしてショチョー職員さまの心配そうな顔をみると今までいたスネ子陽子がさよならして


マダム陽子へ戻っていくのを感じわたくし今開けるとジェスチャーしながら玄関へ向かいその内側からそっと開けると


よかったマダム!と女性秘書さまがすかさずハグされわたくしは小さくごめんなさいと呟く


そしてパパ職員さまやドライバーさまの表情も安堵の様子で元氣でよかったと話す


するとショチョー職員さまから


あなたと連絡が取れないと公共施設から連絡があり同行させていただきましたが無事お姿も拝見出来ましたので安心しました


では自分はこれにて失礼いたします


そういい職員さまは静かにあの車に乗りアトリエを後にしました


わたくし自分が部屋着だったことにハッとするがもはやそれはお三方には関係なくただわたくしが無事でよかったと喜んでいる


そしてわたくしはお三方を居間ソファに案内する


するとパパ職員さまがこう切り出す


ラジオ局からあなたが収録に無断欠勤していて連絡を取ったが全く繋がらない


いままでそんなこともなかったからおかしいと思い何度もデンワやメールをしたが一向に繋がらない


そして地元新聞社からもいつも締め切り前に余裕をもって必ず投稿してくれるのにそれがないのでおかしいと思い連絡したが取れない


そしてわれわれのところへ連絡が来て何か事情を知っているか聴かれわれわれもはじめてそれを知りあなたへデンワをするが通じない


するとそれを聴いたオサが一度二人で様子を見に行くよう言い昼間女性秘書と二人できてチャイムやノックをするが応答がない


そして一度もどりそのことをオサに伝えるとすぐにショチョーへとデンワしこのような状況なのだが職員をアトリエまで派遣いただけるかといい夕方再度アトリエへ合流した


そうパパ職員さまはわたくしをしっかりとみてお話しされていました


わたくしはうなだれました


自分の取った行動がこんなにも多くの人に迷惑かけてしまったなんて


もうわたくし仕事をする資格などない


しばらく言葉を発することができませんでした


そんな姿をみた女性秘書さまはそっと話しだす

 


あなたはきっと今まで他人に迷惑かけないようにと自分一人氣を張って生きてきた


あなたが関わる人たちそしてわたしたちへとても氣を配ってくれているし


自分の発する言葉や行動で人を傷つけないようにとしている


それは無意識でもあり意識的でもあるけれど時に自分を疲弊させてしまう


だけどもうそんなことしなくてもみんなあなたのことが大好きだし何を言ってもどんな行動してもあなたの姿や声が見えればそれでいい


みんなそう思っている


そういうと秘書ドライバーさまが


自分があなたを送迎させていただくときあなたは必ず乗り降りするとき自分に一言添えて声をかけてくれる


あなたは平等に対等に分け隔てなくその人の人となりをしっかりと把握し対応している


一見シンプルな言葉かけだけどそれが機械的ではなく心を込めているのがよく伝わる


それが自然なスタイルでできるあなたのことを今回のことで誰も責めたりはしないと自分は思います


お三方の言葉にわたくし溢れるものを抑えることができませんでした


こんなにもわたくしのことをものは言わずともそっと見てくれていたなんて


するとパパ職員さまがスマホを取り出しデンワをかけマダム陽子さんと変わりますといいわたくしへと差し出す


わたくしもしもしというと


よかった!無事声を聴き安心したとその声の主はいいわたくしこのたびはすみませんでしたというと氣にしないようにといい


スマホの持ち主とデンワを変わって欲しいと言われわたくしパパ職員さまへとかわり少し話すとデンワを切られました


するとわたくし一切の連絡手段をオフにしていたことを思い出しあわててその電氣を付けしばらくするとそこにはとんでもない量のメールの数や着信そして留守番メッセージ


それはラジオ局や地元新聞社や公共施設そしてあの油画サークルの面々各所からへ渡っていき


そしてラジオ番組のリスナーからのメールでお体大丈夫ですか?また聴けるのを楽しみにしてます!など


わたくしボーゼンとしていました


そしてお三方はじゃあそろそろと言われたためわたくし改めてお詫びをし玄関外でお見送り


居間へと戻りソファへ座りそのスマホをじっと見ていました


突如現れたスネ子陽子は一体何を伝えたかったのだろうか?


激しいストームを起こして周りを巻き込み何をしたかったのだろうか?


もうその姿は消えまるで何事もなかったかのような現実へと戻りつつある空間の中


わたくしは深呼吸しそのスマホを手に取り久しぶりに画面をタップして耳を当てた

 

 

 

 

妄想インフォメーション15

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陽子